心游舎は「日本の伝統文化が生き続けることができる土壌を形成したい」、そしてその核となる子供たちに「本物の日本文化にふれる機会を提供したい」という三笠宮彬子女王殿下の思いに共鳴した有志一同で設立した団体です。
今回はその心游舎の企画で、毎年9月に「染司よしおか」が石清水八幡宮へ奉納しております「御花神饌 (おはなしんせん)」、全部で12台あるその美しい「神様の花」のうち、梅の花を、子供たちと一緒に造りました。梅の花の赤は「染司よしおか」で紅花で染められたもの。茶色の枝は阿仙で染めています。
染和紙をお花の形に切ったものを重ねたり、穴をあけてシべを通したり…細かい作業のうえ、お米で作った糊で手がベタベタするなど、子供たちはとても苦労しながら、でも真剣に取り組んでくれました。少しずつお花の形に仕上がっていくと、表情は明るくとても喜びに満ちていました。
出来あがった梅の枝は、梅の木の生木に差して台に取り付けた後、奉納されます。
心游舎の webサイトにて、石清水八幡宮「御花神饌プロジェクト」の様子を記録した動画が公開されています。(YouTube動画はこちら)
石清水八幡宮「御花神饌プロジェクト」が
TBS「彬子さまが挑む、新しい皇族の生き方」で
紹介されました。
2012年12月24日 (月)
石清水八幡宮「御花神饌プロジェクト」が
フジテレビ「ニュースJAPAN」で紹介されました。
放送日: 2012年9月17日(月) 23:30〜 (フジテレビ)
『王朝のかさね色辞典』
吉岡幸雄・著 (紫紅社刊)
襲 (かさね) の色目240色を
伝統的な植物染の染め和紙で完全再現