10月26日(金) 19時より代官山蔦屋さんにて映画「紫」の公開を記念して川瀬美香監督とトークショーをさせて頂きました。
監督は映画「紫」の未公開映像として、正倉院に残る「紺地花樹双鳥文夾纈」の染色シーンを公開して下さいました。貴重な映像です。また、映画にちなんで「紫」の染色風景と共に、染料のお話や工程などを説明させて頂きました。
沢山の方にお越し頂きまして誠にありがとうございました。植物染が少しでも皆様の生活に身近に感じて頂けましたら幸いでございます。
さて、渋谷のイメージフォーラムで公開して頂いております映画「紫」は、公開後も連日多くの方に御来場頂いております。
厚く御礼申し上げます。
上映の延長が決まり、11月23日 (金・祝) までとなりました。
連日11時から (1日1回) です。
お客様から「公開中、もう一度観に来ます」など、本当に有難いお言葉を頂戴しております。是非、ご覧下さいませ。
ドキュメンタリー映画「紫」
植物だけの色。途絶えかけた日本の心。
かつて日本の色には何処のものとも違う
独特なニュアンスがあった。
それは、この国の風土が育んだ植物染料だけが表現できた色。
化学染料に頼り、失われつつあった日本の色を取り戻そうと
闘う男がいる。 吉岡幸雄。
姿を消し始めた染織植物は、農家を探し、
説得し栽培するところから関わる。
単なる染め職人ではない。
無理だと言われても諦めない。
植物の染料は漢方とも紙一重。
美しいのもは身も心も癒す。 優しい頑固者。
これはその静かな闘いの記録である。
(映画『紫』公式サイトより)