「花拵え (はなごしらえ) − 古都の染め和紙と花神饌 (はなしんせん)」@高崎市染料植物園

投稿日: 2012年6月3日作成者: 染司よしおか

2012年4月28日〜6月3日、群馬県高崎市の高崎市染料植物園にて開催された「花拵え (はなごしらえ) − 古都の染め和紙と花神饌 (はなしんせん)」にて、染司よしおかの染和紙や造花が展示されました。

『古都、奈良や京都の古い歴史を持つ寺社の中には、染め和紙で季節おりおりの花や鳥をつくり、神仏に供える伝統行事を今も続けるところがあります。染織史家の吉岡幸雄氏率いる「染司よしおか」は、飛鳥天平の時代から江戸時代まで受け継がれてきた天然染料による日本の伝統色の再現や技の復活への取り組みを続けていますが、1200年前から絶えることなく行われているという奈良東大寺の修二会 (しゅにえ)で十一面観音に捧げられる椿の造花、薬師寺の花会式 (はなえしき)の造花４種、京都石清水八幡宮の供花神饌 (きょうかしんせん)には、その技がいかされています。』（展示会案内文より）

: 花拵え− 古都の染め和紙と花神饌

: 花拵え− 古都の染め和紙と花神饌

: 臙脂綿

: 東大寺修二会 (お水取り) 紅花・支子和紙染椿造り花

: 東大寺修二会 (お水取り) 紅花・支子和紙染椿造り花

: 岩清水八幡宮供花神饌 (くげしんせん)

: 橘の台　鷹一羽・薔薇　岩清水八幡宮蔵

: 桜の台　蝶二疋・山吹　岩清水八幡宮蔵

: 牡丹の台　蜻蛉二疋・石竹　岩清水八幡宮蔵

: 松の台　鳩二羽・巣籠子二羽・藤・躑躅　岩清水八幡宮蔵

: 竹の台　鳳凰一羽・雪・山茶花　岩清水八幡宮蔵

: 梅の台　鶯二羽・福寿草　岩清水八幡宮蔵

: 菊の台　鶴二羽・秋海棠　岩清水八幡宮蔵

: 南天の台　兎二疋・寒菊　岩清水八幡宮蔵

: 椿の台　鶺鴒二羽・根笹　岩清水八幡宮蔵

: 水仙の台　雉子二羽・薮柑子　岩清水八幡宮蔵

: 源氏物語の和紙　帚木　吉岡幸雄蔵

: 糸車　吉岡幸雄蔵

: 源氏物語の和紙　夕顔　吉岡幸雄蔵

: 源氏物語の和紙　少女「紫の立文」　吉岡幸雄蔵

: 薬師寺の花会式 (修二会) 造り花

: 薬師寺の花会式 (修二会) 造り花　桃

: 薬師寺の花会式 (修二会) 造り花　桜

『王朝のかさね色辞典』
吉岡幸雄・著 (紫紅社刊)
襲 (かさね) の色目240色を
伝統的な植物染の染め和紙で完全再現

カテゴリー: 工房の季節便り
タグ: 和紙, 御花神饌, 造り花
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