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「工房の季節便り」カテゴリーアーカイブ
実りの秋(刈安、蓮の葉、団栗、ざくろ、紅花)
もうすぐ十一月。工房には秋に実った、染料になる植物が次々と届けられています。 近江伊吹山からは、刈安。黄色の染料になります。 近くの小椋池 (おぐらいけ) 干拓地からは、かつて広く生育していた蓮の葉。今日でもその一部が大 … 続きを読む
黒灰造りと繭の糸引き
今年は寒さがいちだんと厳しいようで、京都でも南の少しは温かな地にある工房でも雪が散らついたり、凍てる朝もあります。 そうしたなか、紅花染の季がやってきて、毎朝、稲藁を竈で燃やして黒灰を造っています。これは紅花染には欠かせ … 続きを読む
冬の紅花染め、お水取りに和紙の椿
昨年の暮れから、例年になく厳しい寒さが続いている。京都は盆地なので、底冷えがして、からだの動きも少し鈍くなっているような気がしてならない。 私の染工房では、このところ毎朝、工房の前庭にしつらえた竈に稲藁を入れて燃やし、灰 … 続きを読む
三種の灰 貴重な稲藁
私どもの工房では、冬に紅花を染めるのに使う藁灰を、毎年秋の終わりになると準備する。 しかし今年は一足早く、9月の下旬から稲藁を燃やしている。というのは、11月に東京日本橋高島屋で「源氏物語の色」と題した展覧会を催してもら … 続きを読む
蓼藍の一番葉の刈りとり
立秋もすぎて、日ごとに秋の気配が感じられるようになりました。 今年は、5月、6月の気温がわりあい低く雨も少なかったので、藍の生長がかなり遅れていました。というのは、小雨なのは蓼藍の栽培にはよくないのです。周知のように、藍 … 続きを読む