2018.5.26 (土) 〜7.1 (日) 名古屋市千種区
イベント | 爲三郎記念館 特別企画 「日本の絞り 天平より伝わる絞りの華」 |
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内 容 | 【絞り染めのルーツと古の技術】 絞り染めは世界でも最も古い模様染めで、紀元前から行われてきました。エジプトや南米、そしてアジアではインドが古く、それが中国、日本に伝わりました。日本の古いものでは正倉院や法隆寺に伝わっている布に絞り染めが施されているものが見られ、絞りの起源を伝えると共に、現在では日本の宝としてその高い技術をうかがい知ることができます。本展ではそうした日本の絞りの起源に着目し、今もなお京都、大分、愛知での産業として定着している絞りのルーツを、日本の染織史家・染色家 吉岡幸雄氏の協力のもと紹介いたします。 吉岡幸雄氏は、自身の研究のため膨大な古裂(ごぎれ)を所蔵されています。その中には、正倉院宝物と同時期の8世紀に制作されたものもあり、現在でも古の人々の染色技術、絞り技術の高さを伝えるものとして貴重です。本展ではその正倉院期の古裂を中心に、日本で美しい発展を遂げた絞りを時代を追って紹介し、現在まで絞りがどのように発展してきたかをご紹介する内容となっています。 【「絞りを知る」3つの会場】 本展はワールド絞りネットワーク(World Shibori Network、WSN)が主催する第11回国際絞り会議(11th International Shibori Symposium in Japan)の名古屋会場の一つとして開催いたします。 名古屋は、第1回国際絞り会議の開催地であり、さらにワールド絞りネットワークの本部があります。本展は山形での本会議のプレイベントとして開催されるもので、名古屋城、名古屋市博物館の2会場と共同で行います。名古屋城では名古屋城築城と関わりのある有松絞りの起源をたどるものを、名古屋市博物館では有松鳴海の嵐絞りを展開し、古川美術館では日本の絞りのルーツを紹介することで3会場で絞りの諸要素を紹介します。 |
会 期 | 2018年5月26日(土) 〜7月1日(日) 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 休館日 月曜日 国際絞り会議開催は6月27日(木)~7月1日(日) |
会 場 | 古川美術館 分館 爲三郎記念館 〒464-0066 名古屋市千種区池下町2丁目50番 分館 爲三郎記念館:古川美術館より南へ徒歩1分 |
入館料 | 大人1,000円 / 高・大学生500円 / 小・中学生300円 ※古川美術館、分館爲三郎記念館 共通券です。 ※土曜日は小中学生 入館無料 |
関連イベント | パスポート限定企画 小袖裂特別閲覧会「古の絞りへの誘い」要予約 自然染料にこだわり、古代色の再現にも取り組む染色家・吉岡幸雄氏をお招きして特別講演会と閲覧会を開催します。日本の色の歴史と魅力を本展出品作に合わせてお話いただきます。 また講座の内容に合わせて本展覧会のメインともなる≪小袖裂集≫の特別閲覧会も開催いたします。≪小袖裂集≫は主に江戸時代に制作された小袖の中から状態のよい部分を裁断し収集したものです。古の技術の高さと自然染料の美しさが楽しめます。 日 時:6月30日 (土) 17:30〜18:30(受付:17:00〜) 講 師:吉岡幸雄(染織史家・染色家) 場 所:爲三郎記念館 定 員:20名 費 用:1000円(古川美術館パスポート提示) 申 込:お電話にて(052-763-1991) |
関連リンク | 古川美術館公式サイト「風景の会 ~30年の歩み~」及び 「分館爲三郎記念館 特別企画 第11回国際絞り会議 in Japan 名古屋会議」のご案内 |
参考リンク | 菊池寛賞受賞記念 吉岡幸雄「日本の色 千年の彩展」 |