2014.8.16 (土) 21:00〜22:00 BSジャパン
番 組 | 世界遺産・シルクロードから薬師寺へ ~1400年の時を越え甦る幻の仮面劇~(BSジャパン) |
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内 容 | 毎年5月5日に薬師寺玄奘三蔵会にて演じられる伎楽。本年は約20年ぶりに衣装が新調され、今回も染司よしおかが約4年の月日をかけ制作致しました。リハーサルから準備、本番当日までカメラが入りました。お時間ございましたら是非ご覧くださいませ。 【番組内容】 およそ1400年前、唐からインドまでシルクロードを旅して「大般若経」を持ち帰った三蔵法師こと玄奘三蔵。その玄奘三蔵を始祖とする法相宗の大本山が世界遺産の薬師寺である。 寺内の玄奘三蔵院には玄奘三蔵の遺骨が納められ、平山郁夫画伯が「大唐西域壁画」を奉納している。ここでは毎年5月、玄奘三蔵の功績を讃えるための大祭『玄奘三蔵会』が行われる。『玄奘三蔵会』は、長きに渡って途絶えていたが、次世代への継承をねらいとして平成4年に復活し、玄奘三蔵のインドへの旅を描いた幻の伝統演劇『伎楽』を中心に繰り広げられる。 2014年の大祭は玄奘三蔵没後1350年という節目であるとともに、110年ぶりに解体修理を行っている東塔の無事祈願を兼ねており、薬師寺にとってこれまで以上に大きな意味を持つ。神聖な“門外不出の儀式”であった伎楽。これまで決して入ることが許されなかったこの伎楽の大祭は、衣裳、染色、仮面や経典などの小物、作法や儀礼に至るまで、遠くシルクロードの様式を汲んでいる。丁度、シルクロードは世界遺産に登録されたばかりだ。 かつてない規模で執り行われる2014年の大祭。これまでは玄奘三蔵院で800人ほどの観客の前で行われていたが、今回は薬師如来が鎮座する金堂と弥勒菩薩が収められている大講堂の間に巨大なステージを組み、2000人の観客を集めて催された。更に、従来は5月5日のみの開催であったが、今回は4、5日と2日に渡って行われた。大祭の伝統継承にかける人々の思いと挑戦。次世代への絆。リハーサルから準備、本番当日の臨場感あふれる現場に初めて独占取材のカメラが入った。 |
放送日時 | 2014年8月16日(土) 21:00〜22:00 BSジャパン |
関連リンク | 「世界遺産・シルクロードから薬師寺へ」番組公式サイト |
参考リンク | 2011年 菊池寛賞受賞記念 吉岡幸雄「日本の色 千年の彩展」 平成26年度 玄奘三蔵会大祭 |